「電子錠」と「電気錠」は響きが似ていますが、実はこの両者には違いがあります。それぞれにメリット・デメリットもあるため、違いを把握して用いることが重要です。本記事では、入室管理システムにおける電子錠と電気錠の違いについて解説します。
電気錠と電子錠の違いとして、電気配線を利用するかどうかがあげられます。電気錠は配線からの給電を受けて稼働しますが、電子錠は電池からの電力にて稼働することが大きな違いです。したがって電気錠は配線が届くところにしか設置できませんが、電子錠は電池があればどこでも取付ができます。
電気配線を利用するかどうかの違いがあることを受けて、取り付けの容易さにも違いが現れます。電気配線を必要とする電気錠よりも、電池式で配線不要である電子錠の方が取り付けが容易です。電子上であれば、扉に両面テープで取り付けるだけで設置が完了するものも少なくありません。
電気錠では入退室履歴を残せることが多いのに対して、電子錠では履歴を残せないものが多い傾向です。また電気錠だと入室車の体温を記録したり、室内の混雑度を表したりできるものも多く機能性に優れています。
電気錠は電気切れの不安がなく、機能性・セキュリティ性に優れていることがメリットです。
電気錠は配線からの給電で稼働するため、取り付けが複雑で初期費用がかかり、停電・断線時には使用できません。
電子錠は電池で動くため配線工事が不要で、業者に依頼しなくても取り付けられる手軽さが魅力です。
電池式であるがゆえに電気切れが起こることがあり、機能性・セキュリティ性ともに低めであることがデメリットと言えます。
電気錠と電子錠にはさまざまな違いがあります。メリット・デメリットもそれぞれであるため、自社の用途により適した方を選ばなければなりません。
入退室管理システムと一言で言っても、電気錠タイプと電子錠タイプではさまざまな違いがあります。使い勝手も異なるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握して、自社の運用に適した種類を選びましょう。
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