入室管理システムは、入り口や各扉などに設置するケースが多いですが、屋外に設置することも可能です。屋外に入退室管理システムを導入することには、場面に応じたさまざまなメリットがあります。本記事では、屋外に入室管理システムを導入する目的や、事例について解説します。
入室管理システムを屋外に設置する際、主に建設現場や工事現場、屋外の施設に設置するケースが多いと思われます。建設現場では、現場に置いている設備などの管理において、入退室時の認証を行うことで万が一のトラブルを防ぐことができます。
また、建設現場などの入退室記録を本社で管理することで、不正な立ち入りがないかを遠隔からチェックでき、こちらも防犯につながります。運動場などの屋外施設においても、入室管理システムを導入することで不正な立ち入りを確認できることは、防犯面でのメリットが大きいです。
大手工務店が展開しているマンションでは、鍵の紛失や置き忘れが多いという課題がありました。顔認証システムを導入したことで鍵やカードでの入館が不要となり、スムーズな入館が可能に。
また、クライアントのリクエストをもとに、他社と協業で宅配ボックスに顔認証システムを導入。荷物の取り出しを顔認証で行えるサービスを展開しました。
ある工事現場では、工事業者が工場に入る際の入場手続きに時間がかかってしまっていました。しかし防災などの観点から、工場に立ち入る業者の人数を正確に把握しなければならないため、屋外設置可能な入退室管理システムを導入。これまでは紙面に入場者の名前を記載して、人数分の腕章を渡す形で入退場を管理していました。
顔認証のシステムを導入したことで、時間をかけずにスムーズな入退場を実現しました。また、顔認証で誰が入場したかを正確に確認することができるようになり、名前や人数を把握しやすくなりました。
ある保育園に屋外設置可能な入退室システムを導入した事例です。導入によって事前に登録した人以外の入園ができないため、防犯性が大きく向上しました、また入退室履歴を確認することで園児の出欠確認ができるほか、タイムカードを打刻する手間や漏れの心肺がなくなりました。
さらに、顔認証システムを導入することにより、検温が同時にできるようになったことが大きなメリットです。保育園では必ず検温をした上で登園する必要がありますが、保護者が検温を忘れてしまうことがあります。そのときも、入園時に検温できれば忘れてしまったときも登園が可能になりますし、保育士が検温をする手間が省けます。
屋外設置可能な入退室管理システムを導入することで、防犯性の向上や混雑状況の把握、出欠席の確認など、さまざまな場面に入退室履歴を活用できます。屋外設置可能な入退室システムは多数提供されていますので、自社の環境や用途に適した設備を導入してみてはいかがでしょう。
本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。
選定条件
2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断