適したシステムが見つかる初心者のための入退室管理システム専門メディア » 入退室管理システムとは?メリットや費用について紹介 » 入退室管理システムを自作できる?

入退室管理システムを自作できる?

目次

入退室管理システムは数多く提供されていますが、実は自作も可能です。しかし入退室管理システムの自作には注意点もあるため、もし試みる場合は注意点を踏まえた上で行ってください。本記事では入退室管理システムの自作について解説します。

入退室管理システムの自作は可能

入退室管理システムは自作もできます。すでに構築されている既存システムを導入するのが一般的な方法ではありますが、自作すれば初期費用を抑えながら、自社に適したシステムを開発できるでしょう。

入退室管理システムを自作する方法と注意点

テンプレートを用いて活用する方法

入退室管理システムを自作するなら、テンプレートを活用する方法が簡単で導入しやすいでしょう。テンプレートはインターネット上で検索すれば、数多く見つかります。エクセルで使える勤怠管理システムテンプレートをダウンロードすれば、入退室管理がしやすくなります。ただし自動的な管理は行えず、手動での入力が必要です。

マクロを用いて開発する方法

エクセルのマクロを用いて、自ら開発する方法もあります。マクロを使えば比較的簡単に自動的な入退室管理システムを開発できるでしょう。費用をかけずにオリジナルのシステムを開発できますが、データの改ざんや消失のリスクがあることも忘れてはなりません。

プログラミング言語を用いて開発する方法

最後に、プログラミング言語を用いて入退室管理システムを自社開発する方法をご紹介します。HTMLやPHP、Python、Java Script、Rubyなどの開発言語を用いてシステムを独自開発すれば、自社に適したオリジナルのシステムの完成を目指せます。開発の手間が必要とはなりますが、システム開発を行える従業員がいるようであれば、自社が求める機能性を保持するシステムへと近づけられます。

注意点1:改ざん・不正・データ消失の可能性がある

自作した入退室管理システムには、データの改ざん・不正・消失の可能性があることを知っておいてください。一般的に提供されているシステムは、セキュリティを強固に守れるような仕組みで開発されています。もしセキュリティ面も考慮できるほどのシステム開発ができるのであれば問題ありませんが、マクロやテンプレートを活用した場合、データ保護の観点でリスクが考えられます。

注意点2:システム管理の知識を持つ従業員が必須となる

入退室管理システムを自作して運用する上で、必要となるのがシステム管理の知識を持つ従業員の存在です。運用中のメンテナンスや不具合が起きたときの処置を任せられるだけの、専門知識を持つ従業員を常時雇用しなければなりません。現時点で在職していたとしても、万が一退職した場合はあらたな人材の雇用や教育が必要となります。

自作と既存システム導入の比較

入退室管理システムの自作は、コスト削減や柔軟なカスタマイズの観点から、特に小規模な企業や技術に詳しい方々には魅力的に映るかもしれません。しかし、システムを自作するためには開発、運用、保守に多くの時間とリソースが必要です。一方、既存の入退室管理システムを購入することで、手間を減らしつつ多くのメリットを享受できます。

自作システム既存システム
コスト 初期費用は抑えられるが、長期的な保守・運用コストがかかる 初期投資はやや高いが、メンテナンス費用が含まれる場合が多い
開発期間 長期間を要し、運用開始までの時間がかかる すぐに導入可能で、短期間で運用を開始できる
セキュリティ 開発者の知識や経験に依存し、セキュリティにリスクが残る 時代に合わせたセキュリティ技術が採用され、アップデートも自動
メンテナンス トラブルが発生した場合、自己解決が必要 専門のサポートが提供され、迅速な対応が可能
カスタマイズ性 自由にカスタマイズできるが、時間と労力がかかる 一定のカスタマイズが可能で、多くのニーズに対応

既存システムのメリット

即時利用可能

既存システムは開発済みでテストも完了しているため、購入後すぐに利用を開始できます。自作システムのように長期間の開発を待たずに、すぐに実用化できる点が大きなメリットです。

高いセキュリティ

既存システムは時代に合ったセキュリティ技術を採用し、定期的に更新することでサイバー攻撃や不正アクセスからシステムを守り、企業の大切なデータを安全に管理できます。

柔軟な拡張性

既存システムは事業の拡大に合わせて、追加機能を導入したり、規模を拡大することが可能です。自作システムでは開発に時間とコストがかかりますが、既存システムでは簡単に対応が可能です。

サポート体制の有無

既存システムには通常、専門的なサポートが付随しており、トラブルが発生した際には迅速かつ適切なサポートを受けることができます。自作システムでは自社で問題を解決しなければならないため、運用面での負担が増えます。

まとめ

入退室管理システムの自作は、短期的にはコストを抑えられるように見えますが、長期的な運用やセキュリティ対策の観点からは、労力やリスクが増大します。技術的な問題が発生した際の対応や、システムの更新にかかる手間を考えると、既存システムを導入する方が全体的に効率的であり、コストパフォーマンスにも優れています。

購入による手軽さや、高いセキュリティ、そしてサポート体制を考慮すると、企業にとって最も安心できる選択肢となるでしょう。

このサイトでは、導入目的別に入退室管理システムの選び方やおすすめのシステムを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

A.T.Wホールディングスのキャプチャ
導入目的別にみる
おすすめの入退室管理システム3

本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。

初期費用を抑えて
セキュリティを整備したい
カオゲート
(S-TEKT)
カオゲート
引用元:S-TEKT公式HP(https://s-tekt.com/kaogate/)
     
特徴
  • リースでの提供のため初期費用0円・月額16,500円(税込)以外の費用が発生しないのが特徴(※)。増数の場合でも追加費用は1扉+7,700円(税込)です。
  • 顔認証のほかにもカードやパスワード認証にも対応しているため、認証方法を組み合わせてよりセキュリティ性を高めることが可能です。
厳重で高度なセキュリティ対策
をしたい
入退室管理システムNet2
(ケーティーワークショップ)
入退室管理システムNet2(ケーティーワークショップ)
引用元:ケーティーワークショップ公式HP(https://www.kt-workshop.co.jp/accesscontrol/index.html)
特徴
  • 生体認証の中でもセキュリティ性が高い静脈認証機器にも対応しているため、入室可能な人物が制限されるような厳重な場所でも高いセキュリティを確保することができます。
  • 管理ソフトの最新バージョンは常に無償で提供されるため更新費用不要で、安心して長く使用することが可能です。
入退室と勤怠を連携して
管理の手間を省きたい
     
Gate Access Control System
(日立システムズ)
GateAccessControlSystem(日立システムズ)
引用元:日立システムズ公式HP(https://www.hitachi-systems.com/solution/br/webvisor/webvisor_smb/)
特徴
  • 就業管理システムと連係することにより、入退室の履歴を就業データとして登録することができるため、正確な勤怠管理を手間なく行うことができます。
  • カメラ監視システムとの連携もでき認証操作をきっかけとした録画開始や、入退室の履歴を参照した映像検索などより強固な管理ができます。

選定条件
  2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
  ・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断

※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。