義務だから導入する、では事故を未然に防ぐことはできません。 大規模な病院などで既に導入がすすんでいる入退室管理システムですが、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」※では、監視カメラなどの設置で人の出入りが確認できる仕組みを導入することと明記されており、今後は病院の規模に関係なく、何かしら入退室を管理できる状況にしておく必要があります。
セキュリティ体制の強化に役立つ入退室管理システムについて、ご紹介します。
※参照元:厚生労働省HP 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(令和4年3月)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00002.html )
病院内には、患者さんや医薬品、食品など、悪意のある人間から守らなければならないものがたくさんあります。 そこで、入退室管理システムの導入時にはセキュリティ強化のために、職員通用口をはじめ、薬品庫、食品庫、入院病棟、サーバー室のそれぞれに入退室管理や入退室制限を行う必要があります。
さらに、部外者だけでなく院内関係者による盗難や事故を防止するためにも、こうした場所への入退室管理や入退室制限は必要です。
職員通用口や入院病棟には、ICチップの入ったカードが向いています。退社時にはカードを回収したり紛失時は削除したりできます。本人が認証したかを調べるにはカメラの録画から確認が可能です。
薬品庫や食品庫、サーバー室の場合は、各職員に管理レベルを設定した方が良いでしょう。医師、看護師、などの分類により厳密な入室制限を実施したうえで、ICカードや指紋認証、指静脈認証、暗証番号など複数の認証方法を組み合わせるのが良いでしょう。
人命にかかわる医療の現場で優先させなければならないのは常時安定性の確保。それと同時に、患者情報などの漏洩や入院病棟、薬品庫などへの厳密な入室管理も徹底しなければなりません。こうした場所での入院患者の様子、薬品の持ち出し、不審者などのことを考えると、カメラでその姿や行動を確認できることが重要になってきます。
病院内における高いセキュリティ性を実現するには、カメラで入退室状況を監視、記録できる入退室管理システムの導入がおすすめです。
一般病院だけでなく、精神病院や特定の感染症病院にも入退室管理システムを導入することで、患者が特定エリアを無断で出入りすることを防ぎ、病棟外への意図しない外出や離脱を抑制することが可能です。患者の行動範囲を施設全体で一貫して管理できるようになり、スタッフの負担軽減にもつながります。
例えば、特定の時間帯やエリアにおけるアクセス制限を設定することで、患者が許可された範囲内でのみ行動できるようにすることが可能です。そうすることで病棟外への意図しない移動や制限されたエリアへの侵入を未然に防ぐことができます。また、患者ごとに異なる行動範囲や制限を柔軟に設定することができるため、治療計画や安全管理方針に応じた細やかな対応が可能となります。
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」※では、人の出入りが確認できることと明記されているため、「監視カメラだけでも問題ない」と考えていた方も多かったのではないでしょうか。しかし、個人情報や薬品を保管している部屋に、誰でも出入りできるようなセキュリティ体制では未然に事故を防ぐことはできません。
※参照元:厚生労働省HP 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版(令和4年3月)(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000516275_00002.html )
このサイトでは、初めて入退室管理システムを導入する方に向けて、適した入退室管理システムの選び方やおすすめのシステムを紹介しています。無駄な設備投資にしないために、ぜひ参考にしてください。
本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。
選定条件
2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断
※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。