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生体認証による認証ができない原因・対策

目次

生体認証はキーの紛失やセキュリティ面の向上などメリットが多いシステムですが、身体面の変化によって認証がしにくくなる場合もあります。ここで認証ができない原因と、対策について見ていきましょう。

指紋・静脈認証ができない原因・対策

指の状態の変化

指紋や指静脈による認証がうまくいかない原因としてまず考えられるのが、指の状態です。たとえば、指先が乾燥していたり逆に濡れていたりすると、センサーがうまく読み取れずに認証エラーが起きやすくなります。この場合は、ハンドクリームで保湿したり、濡れている場合にはしっかり水分を拭き取ることが大切です。

また、指に怪我をしていたり絆創膏を貼っていたり、アルカリ性の強い洗剤で指紋が薄れているなどの場合も要注意。登録されている画像と異なってしまうため、正確な認証が難しくなります。そのような場合に備えて、一時的にパスワード入力など他の方法で対応できるようにするとよいでしょう。

指先の温度変化

冬場などに手先が冷えすぎていると、指の血管が縮んでしまい、静脈認証では登録時と異なる情報と認識されて失敗することがあります。そんなときは、手をこすり合わせるように揉んで温めたり、軽く柏手を打って指を伸ばしてから認証を試してみましょう。

指圧の問題

指を当てる位置や力の入れ具合にズレがある可能性が考えられます。登録の時と実際に認証を行う場面で、立ち位置や体の向きなどが大きく違っていることが挙げられるでしょう。

たとえば、指を当てるセンサーの位置が登録のときと認証のときで高かったり低かったりすると、同じように指を当てているつもりでも、センサーに触れている部分が違ってしまいます。その結果、センサーが正確に情報を読み取れなくなるのです。対策として、登録する際はできるだけ普段実際に使うときと同じ姿勢や動きで指を当てることが大切です。

貧血などの影響

静脈認証がうまくいかない場合、貧血が原因ということも考えられます。貧血になると血液中のヘモグロビンの量が大きく減少し、それによって静脈のパターンが機器でうまく読み取れなくなるためです。体調の変化による認証エラーに備え、パスワードの入力など、別の手段でも認証ができるような設定をあらかじめ行っておくとよいでしょう。

顔認証ができない原因・対策

システムを設置している環境が悪い

認証に失敗する原因のひとつに、設置されている場所の環境が大きく関係しています。たとえば照明が極端に暗い、または逆に明るすぎたり逆光になっていると、顔の特徴を正確に読み取れず認証の精度が低下してしまいます。認証がされにくい場合、センサーの設置場所を変更するなどの対策を行うとよいでしょう。

外見の変化

髪型を変えた日や新しいメガネをかけたとき、マスクを着用しているといった外見の変化も、認証エラーの原因になりやすくなります。対策としてはメガネやマスクを一時的に外すほか、マスクを付けていても認証される顔認証システムへの切り替えなどが考えられます。

加齢による影響

認証エラーの原因として、年齢による顔の変化も考えられるでしょう。顔認証システムは機器によって精度が異なるため、加齢による変化にも対応できる機器への変更が対策となるでしょう。

虹彩認証ができない原因・対策

カラコンやサングラスの着用

カラコンの場合、レンズに施された模様が本来読み取られるべき虹彩の模様を覆ってしまい、装置が正しく認証できなくなることが原因です。またサングラスに関しては、虹彩認証に使われる赤外線の光を透過できない種類のものの場合、センサーが虹彩を検知できなくなる場合もあるため、認証の際は注意しましょう。

普段使用しているメガネが原因である場合もあります。レンズの表面で赤外線が反射すると、センサーが正しい位置の虹彩を認識できずエラーが発生することも。対策として、一時的にメガネやサングラスは外す、カラコンは認証の前に使わない、などが考えられます。

認証時に虹彩が隠れている

直射日光の下で認証を行う場合、センサーの精度が落ち、正確な認証ができなくなることがあります。こうしたときは、手で日光を遮ったり、センサーの位置をずらして光の当たらない場所に設置するとよいでしょう。

また、目の手術を受けた人の場合も、認証が難しくなってしまいます。対策としてパスワード入力など、他の認証方法も併用できるよう設定を見直しておくことが大切です。

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※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。