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空港の入退室管理システム導入事例

目次

ここでは、空港における入退室管理システムの導入目的・メリットや導入事例、システムの種類などをまとめています。

空港の導入事例

セキュリティ強化を目的に導入

ソウルへのメイン国際線空港である仁川国際空港は24時間運用を行っているため、職員や旅客の出入りが多く、膨大な入退室ログの記録やセキュリティレベルの向上を目的として指紋認証機器を導入しました。指紋認証リーダーは5万件の指紋情報を登録できるうえ、50万件におよぶ入退室ログを記録可能です。

入退室管理システムの導入後は、正確な指紋認証をスピーディーに行えるようになっただけでなく、不正入室やエラーの発生を抑制する効果が見られました。空港内の混雑時や職員の出入りが激しい時間帯でも、スムーズな運用ができるようになりました。

また、関係者以外でも出入りしやすい会議室や打ち合わせルームにもシステムを導入し、警備業務の負担軽減、作業効率の向上も実現しています。

参照元:KJTECH JAPAN|KJ-3500・入退室管理 仁川国際空港第2ターミナル(https://www.kj-tech.jp/works/used_accesscontrol_meetingbooth_KJ3500)

【導入目的別】
おすすめの入退室管理システムを
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空港に入退室管理システムを導入する理由・メリット

不正アクセスの防止

近年の航空旅客数の増加に伴い、不正アクセスや機密情報の流出といったリスクへの対策が、各空港にとって重要な課題となっています。そこで航空機関を正常に運用するため、高精度な入退室管理システムを導入して不正アクセスを防止する空港が増えています。

特に指紋認証は入退室管理システムの中でも精度が高く、セキュリティ強化の手段として活用されています。

機密情報の流出を避けられる

空港のセキュリティエリアには膨大な機密情報が保管されており、外部に漏れないよう入退室管理システムを設置してデータを保護する必要があります。

空港で保管しているデータは、旅客や職員の個人情報だけではありません。航空会社の情報や飛行機の飛行計画など、多岐にわたる情報が管理されています。これらの情報が流出した場合、飛行そのものを断念しなければならない可能性があるでしょう。入退室管理システムを導入することで、重要エリアのセキュリティレベルを高め、情報漏えいリスクの軽減につながります。

空港に導入できる入退室管理システムの種類

ICカード

保安制限区域における入退管理システムでは、非接触型のICカードを使った入退室制御を導入する施設が多いです。ただし、保安制限区域といっても制限の厳しさは施設やエリアによって異なります。そのため、旅客の個人情報などさまざまなデータを扱う空港では、ICカードだけではなりすましによる不正な立ち入りを防ぎきれない可能性があり、課題となるケースもあります。

そのため、ICカードによる入退室を採用する場合は、生体認証など他のシステムを組み合わせるのがおすすめです。

指紋認証

指紋認証は1人ひとりの指紋を使用するので、なりすましが難しくなります。他の入退室管理システムよりも信頼性やセキュリティレベルが高いため、膨大な機密情報を取り扱う空港で採用するのにも適しています。

なお、指紋画像はシステム上で数値に変換されているため、万が一指紋データが抜き取られても偽造は困難とされています。このような点でも、指紋認証は信頼性ならびに安全性が高いと言われています。

また、指紋認証は認証精度が高く処理も迅速なため、作業効率の向上に貢献します。さらに、ICカードや鍵のように物理的な管理が不要なため、紛失リスクを回避できる点もメリットの一つです。

顔認証

顔認証は、目・鼻・口などの特徴を数値化して識別を行うため、なりすましによる不正アクセスの防止に効果的です。また、内部犯行の抑止にも役立ちます。さらに、災害時などの非常事態においては、特定エリアにいる関係者を迅速に把握できるため、救助活動や被害状況の把握にも活用可能です。

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おすすめの入退室管理システム3

本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。

初期費用を抑えて
セキュリティを整備したい
カオゲート
(S-TEKT)
カオゲート
引用元:S-TEKT公式HP(https://s-tekt.com/kaogate/)
     
特徴
  • リースでの提供のため初期費用0円・月額16,500円(税込)以外の費用が発生しないのが特徴(※)。増数の場合でも追加費用は1扉+7,700円(税込)です。
  • 管理負担の少ない顔認証を中心に、カードやパスワード認証にも対応し、認証方法を組み合わせてよりセキュリティ性を高めることが可能です。
厳重で高度なセキュリティ対策
をしたい
入退室管理システムNet2
(ケーティーワークショップ)
入退室管理システムNet2(ケーティーワークショップ)
引用元:ケーティーワークショップ公式HP(https://www.kt-workshop.co.jp/accesscontrol/index.html)
特徴
  • 生体認証の中でもセキュリティ性が高い静脈認証機器にも対応しているため、入室可能な人物が制限されるような厳重な場所でも高いセキュリティを確保することができます。
  • 管理ソフトの最新バージョンは常に無償で提供されるため更新費用不要で、安心して長く使用することが可能です。
入退室と勤怠を連携して
管理の手間を省きたい
     
Gate Access Control System
(日立システムズ)
GateAccessControlSystem(日立システムズ)
引用元:日立システムズ公式HP(https://www.hitachi-systems.com/solution/br/webvisor/webvisor_smb/)
特徴
  • 就業管理システムと連係することにより、入退室の履歴を就業データとして登録することができるため、正確な勤怠管理を手間なく行うことができます。
  • カメラ監視システムとの連携もでき認証操作をきっかけとした録画開始や、入退室の履歴を参照した映像検索などより強固な管理ができます。

選定条件
  2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
  ・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断

※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。