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データセンターの入退室管理システム導入事例

目次

ここでは、データセンターにて入退室管理システムを導入する理由やメリット、実際の導入事例などをまとめています。

データセンターの導入事例

顔認証・静脈認証を導入した事例

機密情報を保管するサーバ室の入退室情報を見える化し、他の部屋よりもセキュリティレベルを上げという企業課題を解決するために、顔認証・静脈認証システムを導入した事例です。

サーバ室の出入口に静脈認証ならびに監視カメラを設け、オフィス間の出入り口にはICカード認証を導入。これによりセキュリティレベルの向上だけでなく、スムーズな入退室管理にも成功しています。

参照元: NECフィールディング|入退室管理システム(https://www.fielding.co.jp/service/security/entering_leaving/)

データセンターで入退室管理システムを導入する理由・メリット

部外者の侵入を防ぐ

入退室管理システムを導入する理由として、まず部外者の侵入を防ぐことが挙げられます。情報漏えいの防止はもちろん、財産や命を守るために必要な防犯対策としても欠かせません。

出入り口に警備員を配置する方法もあるものの、配送業者などになりすました侵入を完全に防ぐのは難しいです。そのため、機密性の高い情報を扱うデータセンターでは、高い確率で部外者の侵入を防げる入退室管理システムの導入が向いています。

入室記録を確認するため

入退室管理システムを利用すれば、万が一トラブルが起きても「いつ・どこで・誰が入室したか」をチェックできます。過去の記録を参考に分析や対策ができるため、セキュリティ強化対策に向いているでしょう。また、問題が発生してもシステム上で保存された記録が証拠になるので、早期解決につながるでしょう。

情報漏えいは、内部の人間が意図的または意図せず流出させてしまうことがあります。入退室管理システムでは、入室した人の目的も明確にできるため、意図的な情報流出の抑止力としても有効です。

データセンターに導入できる入退室管理システムの種類

顧客の個人情報をはじめとした機密情報を管理・保存しているデータセンターでは、入室管でもレベルの高いセキュリティ対策が必要です。ここからは、不正侵入防止に役立つ入退室管理システムで使われる認証方法を3つ紹介します。

暗証番号認証

数ある認証方法の中でもとくに手軽でリーズナブルに導入できるのが、暗証番号による認証方法です。扉に専用のキーパッドを設置し、暗証番号の入力によって開錠を認証します。暗証番号を知っている人なら誰でも入室でき、システム導入費も他の認証方法より安価です。

一方で、暗証番号が流出してしまうと、誰でも不正入室できるようになるなどのリスクがあります。番号を共有するだけで入室できるという導入方法は非常に手軽ですが、不正入室が発生した場合は特定が難しいなどのデメリットがあるのも忘れてはいけません。

カードキー認証

カードキー認証は暗証番号認証よりもセキュリティレベルが高く、多くの企業で導入されています。近年ではICカードが組み込まれた社員証を入室時にかざすことで、簡単に開錠できるケースが増えています。また、SuicaのようなFeliCaの技術を利用した乗車カードを流用できるシステムもあり、コスト削減に効果的です。

カードキー認証はカードをかざすだけで入室できる手軽さが魅力ですが、カードの貸し借りや盗難によって不正入室されるリスクが伴うでしょう。

生体認証

生態認証は、セキュリティレベルが高い認証方法です。スマートフォンを利用した手法としては、顔認証や指紋認証が挙げられます。とくに顔認証は設備に触れる必要がなく衛生面でも安心できるうえ、AIによる認証のため精度が高いのもポイントです。

ただし、優れたセキュリティ対策が期待できる反面、コストがかかるなどのデメリットが存在します。また、メイクや髪型の変化、マスクの着用などで認証が通らない可能性も考えられるでしょう。

入退室管理システム導入の費用は?

入退室管理システムを導入するには、イニシャルコストとランニングコストがかかります。イニシャルコストには機器や設置工事の代金が発生し、ランニングコストには利用料や保守費用が含まれ、月額料金か年額料金かはメーカーによって異なるでしょう。

また、利用する認証方法によっても費用は異なります。それぞれの費用相場は、暗証番号で2~10万円程度、カードキー認証で8~20万円程度、指紋・静脈認証で5~30万円程度です。なお、機器を設置する扉の数や種類、加工の有無などで費用が変動します。

参照元:ワークプレイスDX|データセンターで入退室管理する重要性とは?認証方法や費用なども解説!(https://secureinc.co.jp/aioffice/media/accesscontrol/datacenter-enter-leave/)

入退室管理システムの費用を知る

導入目的別にみる
おすすめの入退室管理システム3

本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。

初期費用を抑えて
セキュリティを整備したい
カオゲート
(S-TEKT)
カオゲート
引用元:S-TEKT公式HP(https://s-tekt.com/kaogate/)
     
特徴
  • リースでの提供のため初期費用0円・月額16,500円(税込)以外の費用が発生しないのが特徴(※)。リースの支払い後は毎月無料で使用できます。
  • 顔認証のほかにもカードやパスワード認証にも対応しているため、認証方法を組み合わせてよりセキュリティ性を高めることが可能です。
厳重で高度なセキュリティ対策
をしたい
入退室管理システムNet2
(ケーティーワークショップ)
入退室管理システムNet2(ケーティーワークショップ)
引用元:ケーティーワークショップ公式HP(https://www.kt-workshop.co.jp/accesscontrol/index.html)
特徴
  • 生体認証の中でもセキュリティ性が高い静脈認証機器にも対応しているため、入室可能な人物が制限されるような厳重な場所でも高いセキュリティを確保することができます。
  • 管理ソフトの最新バージョンは常に無償で提供されるため更新費用不要で、安心して長く使用することが可能です。
入退室と勤怠を連携して
管理の手間を省きたい
     
Gate Access Control System
(日立システムズ)
GateAccessControlSystem(日立システムズ)
引用元:日立システムズ公式HP(https://www.hitachi-systems.com/solution/br/webvisor/webvisor_smb/)
特徴
  • 就業管理システムと連係することにより、入退室の履歴を就業データとして登録することができるため、正確な勤怠管理を手間なく行うことができます。
  • カメラ監視システムとの連携もでき認証操作をきっかけとした録画開始や、入退室の履歴を参照した映像検索などより強固な管理ができます。

選定条件
  2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
  ・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断

※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。