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入退室管理システムを賃貸オフィスに穴あけなし(工事不要)で導入する方法

賃貸オフィスにセキュリティ対策として入退室管理システムを導入したいけれど、「壁や扉に穴をあける工事ができない」「退去時の原状回復費用が心配」と悩んでいませんか?近年の防犯意識の高まりに伴い、オフィスの機密情報や従業員の安全を守るための入退室管理は、企業規模を問わず不可欠なものとなっています。

実は、現在の入退室管理システムには、扉や壁に穴をあけずに導入できる製品が数多く存在します。ビス止めや大掛かりな配線工事が不要なため、ビルオーナーや管理会社からの許可も得やすく、退去時のトラブルを未然に防ぐことが可能です。本記事では、賃貸オフィスに穴あけなしで入退室管理システムを導入する方法やそのメリット、選び方のポイントについて詳しく解説します。

賃貸オフィスで「穴あけなし」の導入が求められる理由

なぜ多くの賃貸オフィスで「穴あけなし」のシステムが強く求められているのでしょうか。そこには、賃貸物件ならではの契約上のルールや、コスト面における深刻な課題が存在します。まずはその背景を紐解いていきましょう。

賃貸物件特有の「原状回復義務」という壁

賃貸オフィスの場合、物件の所有権はあくまでオーナー(ビル管理会社)にあります。そのため、オフィスの間仕切りや扉に加工を施す場合は必ず事前の許可が必要となり、退去時には入居前の状態に戻す「原状回復義務」が生じます。

一般的な電気錠などの埋め込み型システムを導入しようとすると、扉や壁に穴をあける大規模な配線工事が必要になります。これらは高額な初期費用がかかるだけでなく、退去時にも同等以上の解体・穴埋めといった原状回復コストが発生してしまいます。こうした賃貸特有のリスクを回避し、コストを抑えながら手軽にセキュリティを強化できる手段として、穴あけなし(工事不要)で後付けできるシステムが今、多くの企業から選ばれています。

管理会社やビルオーナーとの交渉の手間を削減

扉に穴をあけるような本格的な工事を行う場合、ビル全体のセキュリティ基準や建築基準法、消防法との兼ね合いから、管理会社との交渉に数週間から数ヶ月を要することも珍しくありません。最悪の場合、工事の許可が下りないケースすらあります。

一方で、穴あけなしの製品であれば扉に一切の傷をつけないため、オーナー側の許可がスムーズに下りやすいという実務上の大きなメリットがあります。これにより、セキュリティ強化を思い立ったタイミングで、迅速にプロジェクトを進めることが可能になります。

穴あけなしで導入できる入退室管理システムの種類

一口に「穴あけなし」と言っても、その取り付けアプローチや運用方法によっていくつかの種類に分かれます。ここでは、賃貸オフィスで特によく採用されている2つの代表的なタイプをご紹介します。

サムターンに被せるスマートロックタイプ

現在ある扉の室内側についている「サムターン(つまみ)」の上から、強固な両面テープなどを用いて機器を貼り付けるタイプです。既存の鍵をそのまま活用できるため、扉や壁への穴あけが一切不要で、最も手軽に導入できるのが特徴です。

スマートフォンやICカードでの解錠に対応

スマートロックタイプを導入することで、スマートフォンや専用アプリ、既存の交通系ICカード、あるいは暗証番号入力によって扉を解錠できるようになります。物理的な鍵を従業員に配布しなくて済むため、鍵の紛失や無断複製の心配がありません。

クラウドを用いたリアルタイムなログ管理

多くの製品がWi-Fiなどのネットワークに対応しており、クラウド上で「誰がいつ出入りしたか」のログを自動で記録・管理できます。両面テープで固定しているだけなので、退去時も専用の剥離剤などを使って剥がすだけで、瞬時に原状回復が完了します。

既存のシリンダーを交換するタイプ

扉についている既存の鍵穴(シリンダー)をドライバーなどの工具で取り外し、丸ごと電子錠のシリンダーへ交換するタイプです。既存のネジ穴や切り欠きをそのまま利用して取り付けるため、扉に新しい穴をあける必要はありません。

高い耐久性と優れたデザイン性

テープ貼り付け式に比べて、扉の金属パーツに直接固定されるため、長期間の使用や激しい扉の開閉でもズレたり落下したりする心配がなく、耐久性に非常に優れています。また、機器がドアノブやシリンダーと一体化するため、見た目もスマートで洗練されたオフィスデザインを損ないません。

保管した元のシリンダーで簡単原状回復

退去時には、導入時に取り外して保管しておいた元の物理シリンダーを再度取り付け直すだけで、簡単に元の状態に戻せます。工事の手間も少なく、確実に原状回復ができるため、多くの賃貸オフィスで信頼されています。

賃貸オフィスに穴あけなしで導入するメリット

穴あけなしのシステムを選ぶことは、単に「傷をつけない」という消極的な理由だけでなく、企業の経営や運用を円滑にするための数多くのポジティブなメリットをもたらします。

原状回復のコストと手間がかからない

最大のメリットは、やはり退去時の原状回復トラブルを未然に防げる点です。ビス止めや配線用の穴あけを行わないため、工事前の状態にすぐ戻すことができます。オーナーとの面倒な交渉や、退去時に余計な解体工事費用が発生する心配がありません。

導入コストを大幅に抑えられる

壁や扉の内部に配線を通す大掛かりな電気工事や配管工事が不要なため、初期の施工費用を劇的に削減できます。製品によっては専門業者による工事すら必要なく、自社スタッフの手で数分から数十分で設置を完了させ、その日のうちに運用を開始することも可能です。

短期間でのオフィス移転にも柔軟に対応

スタートアップや成長著しい企業など、人員の増加に伴って将来的にオフィスの拡大・移転を重ねる可能性がある場合にも最適です。穴あけなしのシステムであれば、取り外して移転先の新しいオフィスへそのまま持って行き、再利用することが容易です。高価なシステム資産を無駄にすることなく、中長期的なコストパフォーマンスを高められます。

穴あけなしシステムを選ぶ際の注意点

非常に便利な穴あけなしシステムですが、導入後に「自社のオフィスには合わなかった」という失敗を防ぐために、あらかじめ押さえておくべき重要な注意点がいくつかあります。

扉の形状や規格が適合しているか確認する

いくら後付け可能といっても、すべての扉に対応しているわけではありません。サムターンの形状、つまみの周囲のスペース、扉の厚み、ドアノブの種類などによって設置できる製品の規格が限定される場合があります。導入前に必ずメーカーの適合表を確認するか、現地の写真を撮影して設置可能か問い合わせるようにしましょう。

電池切れのリスクと管理方法を把握しておく

配線工事を行わない穴あけなしのシステムは、その多くが本体内の「電池(バッテリー)」で駆動します。電池が切れると認証・解錠ができなくなるリスクがあるため、電池残量が低下した際のアラート機能があるか、万が一の際の物理鍵による解錠手段が残されているかを確認しておくことが重要です。

ネットワーク環境(通信の安定性)の確認

クラウド連携タイプのシステムでは、設置場所の周辺でWi-FiやBluetoothなどの電波が安定して届いているかがポイントになります。オフィスの扉が金属製で厚い場合、電波が遮断されやすくなるため、通信が不安定になるとログの反映が遅れたり、遠隔解錠機能が使えなくなったりすることがあります。導入前にルーターの設置位置なども考慮しておきましょう。

まとめ

賃貸オフィスであっても、穴あけなしで導入できる入退室管理システムを選べば、原状回復のリスクや高額な工事費用を気にすることなく、強固なオフィスセキュリティを構築できます。スマートロックタイプやシリンダー交換タイプなど、自社の扉の形状や求めるセキュリティレベルに合わせて、最適な製品を比較検討してみてはいかがでしょうか。

導入目的別にみる
おすすめの入退室管理システム3

本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。

   
既存の配線や機器を活かし
初期費用を抑えたい
カオゲート
(S-TEKT)
カオゲート
引用元:S-TEKT公式HP(https://s-tekt.com/kaogate/)
     
特徴
  • リースでの提供のため初期費用0円・月額16,500円(税込)以外の費用が発生しないのが特徴(※)。また既存の配線や機器を活かすため、初期費用を抑えたリプレイスが可能です。
  • 管理負担の少ない顔認証を中心に、顔認証、ICカード、指紋認証、テンキーに対応。組み合わせでセキュリティ強化。
厳重で高度なセキュリティ対策
をしたい
入退室管理システムNet2
(ケーティーワークショップ)
入退室管理システムNet2(ケーティーワークショップ)
引用元:ケーティーワークショップ公式HP(https://www.kt-workshop.co.jp/accesscontrol/index.html)
特徴
  • 生体認証の中でもセキュリティ性が高い静脈認証機器にも対応しているため、入室可能な人物が制限されるような厳重な場所でも高いセキュリティを確保することができます。
  • 管理ソフトの最新バージョンは常に無償で提供されるため更新費用不要で、安心して長く使用することが可能です。
入退室と勤怠を連携して
管理の手間を省きたい
     
Gate Access Control System
(日立システムズ)
GateAccessControlSystem(日立システムズ)
引用元:日立システムズ公式HP(https://www.hitachi-systems.com/solution/br/webvisor/webvisor_smb/)
特徴
  • 就業管理システムと連係することにより、入退室の履歴を就業データとして登録することができるため、正確な勤怠管理を手間なく行うことができます。
  • カメラ監視システムとの連携もでき認証操作をきっかけとした録画開始や、入退室の履歴を参照した映像検索などより強固な管理ができます。

選定条件
  2024/3/8時点Googleで「入退室管理システム会社」で検索して公式サイトが該当した81社の142製品を調査。その中で、製品比較の際に必要な費用の明記があり、中間マージンをかけず齟齬なくスムーズに対応してもらえる自社一貫対応している7製品を調査。以下の条件で選出した入退室管理システムを導入目的別に紹介しています。
・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
  ・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断

※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。