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入退室管理システムと物理鍵を併用して運用する方法とメリット・注意点

オフィスのセキュリティ強化を目的に、ICカードや顔認証などの入退室管理システムを導入する企業が増えています。しかし、システムを導入したからといって、従来の「物理鍵(シリンダーキー)」を完全に廃止してしまうケースは多くありません。実際には、多くのオフィスで電子システムと物理鍵が「併用」されて運用されています。

「システム化するのになぜ物理鍵を残すのか」「併用する場合、鍵の管理はどうすればいいのか」と疑問に思う担当者の方もいるでしょう。電子システムによる利便性・ログ管理機能と、物理鍵が持つ確実性を組み合わせることで、万が一のシステム障害にも強い隙のないセキュリティ体制を構築できます。本記事では、入退室管理システムと物理鍵を併用して運用する方法やそのメリット、安全に管理するための注意点について詳しく解説します。

入退室管理システムと物理鍵を併用する主な目的・パターン

オフィスでの入退室管理システムと物理鍵の併用には、大きく分けて2つの運用パターンがあります。自社のオフィスの構造や、求めるセキュリティレベルに合わせてどちらの運用が適しているか検討してみましょう。

パターン1:緊急時のバックアップ(解錠手段の確保)

最も一般的な併用パターンは、日常の入退室はICカードや顔認証などのシステムで行い、従来の物理鍵は「万が一のトラブル時の備え」として保管しておく運用です。

電気やネットワークで動作する入退室管理システムには、どれほど高性能な製品であっても「停電」「機器の故障」「ネットワーク障害」によってシステムが一時的に停止するリスクがゼロではありません。そうした緊急事態が発生した際でも、物理鍵が手元にあればドアを確実に手動で開け閉めできるため、従業員がオフィスに入れなくなったり、室内に閉じ込められたりするリスクを完全に回避できます。

パターン2:二重ロック(ダブルロック)による重要エリアの保護

2つ目は、1つの扉に対して電子認証と物理鍵の両方を掛け、2つの鍵が揃わなければ入室できない状態にする「二重ロック(ダブルロック)」としての運用パターンです。

例えば、企業の基幹サーバーが設置されているサーバー室、個人情報や機密書類を保管しているキャビネット室、役員室など、社内でも特に高いセキュリティレベルが求められる重要エリアに採用されます。電子ログによる「誰がいつ入ったか」の記録を残しつつ、物理的な鍵の開錠も必要とすることで、万が一カードが盗難・悪用された場合でも、部外者の侵入を強固に防ぐことができます。

物理鍵とシステムを併用する具体的な運用方法

システムと物理鍵を無理なく、かつ安全に併用するためには、社内での明確な運用ルールの策定が欠かせません。一般的に推奨される運用手順をご紹介します。

物理鍵(マスターキー等)の保管・貸出ルールの厳格化

日常的に使用しないバックアップ用の物理鍵や、すべての扉を開けられる「マスターキー」は、一般の従業員が簡単に触れられない場所に厳重に保管する必要があります。一般的には、総務部やセキュリティ責任者が管理する防犯性の高いキーボックス(ダイヤル式または生体認証式)の中に納められます。

また、メンテナンスや緊急時に物理鍵を持ち出す際は、必ず「いつ・誰が・何の目的で・どの鍵を持ち出し、いつ返却したか」を紙の台帳や管理システムに記録するルーティンを徹底させます。物理鍵にはシステムのような自動ログが残らないため、手動での履歴管理が生命線となります。

定期的な物理鍵の棚卸しとシリンダー点検

物理鍵を長期間使わずに放置していると、いざという時に「鍵が見当たらない」「どの扉の鍵か分からない」といった事態に陥りかねません。そのため、半年に1回、あるいは1年に1回などの頻度で、保有している全ての物理鍵の棚卸し(現物確認)を実施しましょう。

あわせて、ドア側の鍵穴(シリンダー)が埃などで回りにくくなっていないか、実際に物理鍵を挿して回す動作テストを行うことも重要です。日常はシステムで自動解錠しているからこそ、アナログな鍵のメンテナンスを定期的に組み込む必要があります。

システムと物理鍵を併用して運用するメリット

電子錠とアナログ鍵の併用運用には、企業のBCP(事業継続計画)やセキュリティレベルの向上において、以下のような非常に大きなメリットがあります。

物理鍵併用運用における注意点とリスク対策

メリットの多い併用運用ですが、アナログな鍵が介在する以上、物理鍵特有の弱点を補うための対策を怠ってはなりません。以下の3つの注意点を必ず把握しておきましょう。

物理鍵の「紛失・複製」リスクは残り続ける

入退室管理システムであれば、ICカードを紛失しても管理画面からそのカードの権限を即座に「無効化」すれば不正利用を防げます。しかし、物理鍵を紛失した場合は、悪用を防ぐためにドアのシリンダー(鍵穴)自体を丸ごと交換しなければならず、多額の費用と時間がかかります。

そのため、日常的に物理鍵を持ち歩く従業員の範囲を最小限に絞る、あるいは複製が極めて困難な特許技術を用いた「ディンプルキー」を採用するなどの防衛策が必要です。

「鍵の閉め忘れ」によるセキュリティの形骸化

多くの入退室管理システムには、扉が閉まると自動的にカギがかかる「オートロック機能」が備わっています。しかし、物理鍵を使って手動で解錠した場合、手動で再度施錠しない限りドアが開いたまま(未施錠)になってしまう製品もあります。

従業員が「システムがあるから自動で閉まるだろう」と思い込み、物理鍵を使った後に閉め忘れてしまうと、セキュリティの穴となってしまいます。物理鍵を使用した後は必ず手動で施錠する、というルールを全社に周知徹底してください。

まとめ

入退室管理システムと物理鍵の併用は、最先端の利便性とアナログな確実性を両立させる、非常に現実的かつ強固なオフィス運用の手法です。緊急時のトラブルに備えるバックアップとして、あるいは重要エリアの二重ロックとして、物理鍵はシステム導入後も重要な役割を果たします。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、鍵の保管方法や持ち出しルールを厳格に定めた上で、安全安心なオフィスセキュリティを維持していきましょう。

導入目的別にみる
おすすめの入退室管理システム3

本サイトでは、市場にある入退室管理システムを徹底調査。
入退室管理システムの目的に適した条件で選出したシステムをおすすめの製品として紹介します。

   
既存の配線や機器を活かし
初期費用を抑えたい
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(S-TEKT)
カオゲート
引用元:S-TEKT公式HP(https://s-tekt.com/kaogate/)
     
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厳重で高度なセキュリティ対策
をしたい
入退室管理システムNet2
(ケーティーワークショップ)
入退室管理システムNet2(ケーティーワークショップ)
引用元:ケーティーワークショップ公式HP(https://www.kt-workshop.co.jp/accesscontrol/index.html)
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入退室と勤怠を連携して
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Gate Access Control System
(日立システムズ)
GateAccessControlSystem(日立システムズ)
引用元:日立システムズ公式HP(https://www.hitachi-systems.com/solution/br/webvisor/webvisor_smb/)
特徴
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選定条件
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・カオゲート:入退室管理システムの平均利用期間である5年で費用を計算した時に7製品中最も安く、コスパの良いシステムを求めているユーザーに適していると判断
・入退室管理システムNet2:入退室管理システムの認証方法の中でも、より精度が高い認証方法(※)に対応していることから高いセキュリティを求めているユーザーに適していると判断
  ・Gate Access Control System:7製品中、勤怠を管理システムとの連携ができることから、入退出管理と勤怠管理を同時にしたいユーザーに適していると判断

※導入内容により異なります。詳しくはS-TEKTにお問い合わせください。